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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

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夏草 

   
夏草が鳴いている

網戸の向こうの知らない闇から

冷たい風が吹いてくる

斃れた草の葉がひび割れる匂いがする


あの道にはいま雨が降っているそうな

あの道はあの苦しい記憶なかに

溶けない雪のように白く輝いている


死んだ陽炎の身体から立ち昇る

陽炎のような雲

途切れた洞門の隙間に日が差してくる


暗闇が待っている

かつて見た夏の日の記憶を映して

せせらぎが聞こえる

洞門の開かれた窓から

明日が喉を開いて

河を飲み込んでいる


消えた詩編の尾根の向こうから

わたしが見下ろしている

いま消えんとする

声の軌跡を



P7270564.jpg
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Posted on 2014/09/10 Wed. 23:39 [edit]

category: 詩的つぶやき

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