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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

日常 



なにも考えていなくても時間は流れてゆく

見つめている林の木々が陽をあびて光っている

雑踏は時間を追いこしてゆくけど

いまぼくはただそこにある時を見つめている


いつも傍らにある日常はなにも語ってくれないけど

目の前の木々はなにか呟いてくれそうな気がして


見つめているぼくは時間のなかにいるから

時間が知らせてくるものをただ覚えさせられるけど

木々の緑やその奥に隠れた藪のなかには

記憶すべきなにものもない


垣根を越えて駆け出してゆく少年の幻を

いま見つめている




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Posted on 2016/12/30 Fri. 17:49 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

青空の帰途 



誰にも邪魔されたくない その誰とは

自分かもしれない


今まで生きてきて言葉を拾いすぎたから

もうなにも語りたくない


たとえば青い空の日は走っているだけで楽しいと

それ以上になにを語ることがあるのか


「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」

とある詩人はいったが


帰りたくないと呟いた詩人は言葉のために

帰らざるをえなくなった


青空はどこへ行くのか

わたしを連れて


言葉は部屋に残したまま

車輪の音は消して




P8051547.jpg




Posted on 2016/12/26 Mon. 22:45 [edit]

category: 詩的つぶやき

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ひと 



生活はいつもゆき止まる

ゆき止まったまま朝を迎える


朝には陽が差して

部屋が無限の明るさに満たされる


それでもまたゆき止まる


完結しない物語のなかをひとはみな生きていて

生きている限りひとは日の境界で

終わらない夢を見つづける


夜には星が無限の数ほど輝いて

道は闇の奥にどこまでも伸びてゆく


それでもまたゆき止まる


いつか見た地平

海をわたる幻


あたり前のように終わらない日に

地球が回っている




Posted on 2016/12/25 Sun. 18:24 [edit]

category: 詩的つぶやき

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帯広にて 



たどり着いたことに意味はなくて

いつまで居るかなんてことは分からない


失ったものは多いが 得たものはなにもない

でも得ることに意味を感じなくなくなったから

失うことにも意味を感じなくなった


今日も歩道に雪が溜まっている

雪のない道を歩く日はいつになるだろう


雪が雪を待たないように

悲しみのなかに人はいない


だから歩いている

雪が削られた道のうえを


伸びたつららを溶けた水が伝って

また凍る


屋根に溜まった雪が落ちるころ

わたしはつぶやくだろう


意味もなく

言葉もなく





Posted on 2016/12/25 Sun. 17:07 [edit]

category: 詩的つぶやき

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