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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

過ぎた日の写真 


詩が生まれてきそうな予感がして

書こうとする 

消える逃げるあきらめる その繰り返し

あの夏の日の煙筒を思いだす

また逃げようとする

逃げようとしているのは「幸せ」だろうか

いやむしろ「悲しみ」であろう

傷みが悲しみを追いかけてゆく

「追憶の道」に日が差してくる

誰のために

書こうとしているのか

世界は休みなく動いている

書き溜めた文字の足音が聞こえてきた

あなたの顔が少しだけ見えた気がした

海を見晴らす白い石のテラスに佇んで

お茶を飲んでいる

終わらない不幸のように

風が吹いている

さようならと呟く

あなたが振り向いた気がした

わたしが消えてゆく番だ

遥かなる道の途中



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Posted on 2015/03/17 Tue. 22:17 [edit]

category: 詩的つぶやき

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旋律 


防音壁に守られて街が静かに眠っている

夜を走っている時間のなか

ある旋律に沿ってかすかに白む空を追いかけている

どんなに罪を洗い落としても

目覚めた朝の体は重い

だからいつの間にか走っている

人間だから仕方がない と人が自分が言う

人間だからこの狭い星の朝に立ちすくむ

心は朝日に白みはじめる道を走りながら

昨夜の電気スタンドの前に動かない 時間を忘れた肉体が座っている

詩がいつまでも思い出のなかで

笑っていてくれればいい

たとえ現実は惨めで 恥ずかしい自分が泣いていたとしても

あの頃の詩が笑っていてくれれば

またあの道を走ってゆける

誰もいない孤独な道を

泣きながらでも



Posted on 2015/03/16 Mon. 22:42 [edit]

category: 詩的つぶやき

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かくれんぼの思い出 


何を照らすかあの時の光は

かくれんぼしていた蔵の屋根の隙間から漏れていた光

息をひそめていた 言い知れぬ怖れと危ない悦びに

蔵の入口で 逆行線に消された顔と手足が佇んでいる

泣いているようにも思えた

見つめていた

わたしともいえない わたしのなかの暗闇に光る

幼い目を 怯える目を

山の小路を駆け下りて

夕暮れ前に届く声がある

真昼の温かい手の中で思い出が微睡んでいる

いつまでも終わらない自転のように

繰り返し見る夢のなかで

身を潜めている肉体



Posted on 2015/03/02 Mon. 22:24 [edit]

category: 詩的つぶやき

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