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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

水平な夜 


先ほど煙草を買いにコンビニへ自転車を走らせた

かぼそいライトで暗闇に目をこらして

ふと 気がついた

そして夜空を見上げた

雲のない晴れた夜空 いつものオリオン座が瞬いている


どうして自転車に乗るまえに見上げなかったのか

あんなに美しい夜空を・・・


 おれは垂直的人間

 おれは水平的人間にとどまるわけにはいかない

               --- 田村隆一「言葉のない世界」より

わたしは水平に走っていた

なだらかに平静に ただ目的地へと向かって


昨夜は夜空を見上げながらも 星になって自分を垂直にながめていた

そんな気分だった


でも今は ひたすら水平にどこまでも続くかのような暗闇を走っている

どこまでもどこまでも・・・



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Posted on 2012/11/30 Fri. 22:51 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

記録 


積み重なっては消えてゆく かつては新しかった 記録

時間 好奇心 生活 それらが生み出す一日の膨大な記録は

どんどん積み重なって どんどん消えてゆく

見えるもの 見えないもの 重要なもの 無駄なもの 物体 紙切れ

それが記録であれば消えることから逃れることは出来ない

引き出しの中 かごの中 HDの中 Webの中 

残っていると錯覚している人間の心の中


社会の中で 記録となった人間もその運命を受け入れる

あるいは愛する人の心の中でも



-- 続きを読む --

Posted on 2012/11/30 Fri. 15:37 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

秋の水 


きらめく秋の水が 柿の木畑の斜面を流れおちてくる

役目を終えて泣く木の間 赤や黄色の葉をのせて

きらめきながら膨らみながら 粘質の水は絶え間なく流れてゆく


--- そんな幻に立ちすくんでいた



Posted on 2012/11/30 Fri. 15:17 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

ラジオを聴きながら 


ラジオから荘重な音楽が流れてきた

作業の途中 手はせわしく動きながらも

魂は大空のなかを舞っていた

白い雲のなか 遠くに波の音を感じて ---


現実の目は確実に物をとらえて いつもの作業が進んでゆく

それでも消えてゆく天井 屋根 壁

部屋は野原に解き放たれて 無防備になった裸の魂が

せわしく動く手と目を見つめていた



Posted on 2012/11/30 Fri. 14:17 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

朝の詩 


慌ただしい朝

せわしく動く手

歩きまわる足

ガチャガチャ

ドタドタ バタバタ

玄関のドアが開く

ガサガサ

玄関のドアが閉まる

バタン

・・・

人の気配を残したまま

家は静かになる

そこで

わたしはコーヒーを飲んでいる



Posted on 2012/11/30 Fri. 08:25 [edit]

category: 詩的つぶやき

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30

おやすみ 


窓を開け放って タバコの煙を逃がした

ついでに いろんなモヤモヤも すべて解き放ってやった

今日もタバコを一杯吸ってしまった・・・

明日の朝はさぞかしエヅクであろう


何にも考えずに寝よう

明日になればまた あたらしい朝に

何も変わっていない自分がいることを予感しながら

投げキッスして

おやすみなさい



Posted on 2012/11/29 Thu. 23:44 [edit]

category: 詩的つぶやき

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29

あなたのために 


誰の為に書いているのかと問われれば

今は

あなたの為に書いている

贈りものではない

感謝でもない

心の衝動のままに

あなたの為に書いている



Posted on 2012/11/29 Thu. 20:08 [edit]

category: 詩的つぶやき

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29

作業場からながめる月 


薄い雲が月に重なりながら流れてゆく

重なった雲が照らされてさらに薄い膜となってゆくとき

押し黙っていた作業場の道具がなにかを囁きはじめた

積まれた箱 秤 ビニールテープ 軍手

囁きはわたしの目を泳がせて 現実と夢を行き来させる

音と埃にまみれた昼間の喧騒が

今日を平静に終わらせるための囁き



Posted on 2012/11/29 Thu. 20:05 [edit]

category: 詩的つぶやき

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29

星空 


雨にぬれた夜道

冷たい風が吹いて頬にあたる

昼間の熱がさめてゆく

見上げると すでに雲は去っていて 星が見える

ちいさな光の粒粒


なぜ見上げるのか

なにかを期待して

安逸 変化 興奮 逃避 ・・・

心にうかんださまざまな想い

それぞれは反目し合いながらも

ちいさくまばらに光っている 



Posted on 2012/11/29 Thu. 18:52 [edit]

category: 詩的つぶやき

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29

今日のわたし 


昨夜のわたし

今朝のわたし

さっきまでのわたし

今のわたし


すべて別もの


今日一日の自分のことさえ予測できないのに

ましてや明日のことなんて


--- 人生



Posted on 2012/11/29 Thu. 12:48 [edit]

category: 詩的つぶやき

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29

朝のつぶやき 


今朝は胃がもたれた 夜の不摂生を直そうと 朝はいつも思うのだが

性懲りもなく繰り返す意志の弱い人間


犬猫人間 有機質の物はなにかと面倒くさい

無機質の物はやさしい いつまでも変わらない姿で 

語りかければ 望むことばを返してくれる

あの木と鉄でできた外灯のように

それはあたり前 意志を与えているのはわたしなのだから

人間を避けて 無機質な物を擬人化している矛盾

わたしも矛盾した面倒くさい 人間 

いつまでも逃げているわけにもいかない 



Posted on 2012/11/29 Thu. 08:34 [edit]

category: ひとりごと

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29

外灯 

gaitou.jpg

またお会いしましたね

話しを聞いてほしくて だれも聞いてくれないので


暗闇は暗闇のままに 沈黙は沈黙のままに あなたも 夜道を照らす外灯のままに


わたしは わたしのままでいられなくて わたしが嫌になってだれかを恨んだりして

人はみな わたしのように愚かでエゴで弱い生き物だから


今夜 わたしの話しを聞いてくれるのはあなただけ


雨の日も 月が眩しすぎる日でも 風があなたの細い首に容赦なく打ちつける日でも 

誰も通ることない寂しい田舎道を

毎夜毎夜に照らしつづけるあなたに だから 聞いてほしい


わたしの悲しみと不安とちょっとばかしの強がりを

あなたにだけ聞こえるように囁きます


囁きは

あなたにだけ

聞こえれば

いい


それで安心して眠れる



Posted on 2012/11/29 Thu. 01:00 [edit]

category: ひとりごと

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29

風がない日 


風がない日は 音もすくない

耳が休んでいる

それなら

目も休めよう

手も休めよう

しばしまどろみの中へ

熱くなった心も

休めよう



Posted on 2012/11/28 Wed. 13:59 [edit]

category: 詩的つぶやき

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28

食後 


寂しい 虚しい 逢いたい

そんな気持ちをコーヒーに溶かし込んで 飲む

そしてタバコの煙と一緒に 吐く


煙はしばらく部屋のなかを漂って

窓から外へ流れてゆく

あの空へ昇ってゆく



Posted on 2012/11/28 Wed. 12:27 [edit]

category: 詩的つぶやき

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28

騒がしくなる心を  


騒がしくなる心を

止めてほしい 止めてほしくない

しずめてほしい 触れてほしい


今日は

どこまで飛んでゆけるだろうか



Posted on 2012/11/28 Wed. 10:25 [edit]

category: 詩的つぶやき

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28

一日の詩 


朝は音を聴きながら書く

昼は日差しを浴びながら書く

夜はだれかの声を待ちながら書く

深夜は甘い夢に酔いながら書く



Posted on 2012/11/28 Wed. 10:04 [edit]

category: 詩的つぶやき

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28

朝のつぶやき 


今朝も寒い ふるえながら布団から出る

昔から寒いのは苦手だ


それでも窓を開ける

小鳥の声がする

遠くの空でカラスが鳴く

日差しが部屋に入ってくる

人びとの足音がする


今日はもうはじまっている



Posted on 2012/11/28 Wed. 08:54 [edit]

category: ひとりごと

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28

どうにもならないこと 


どうにもならないことが 人生にはある

考えても どうにも答えが出ないことが・・・

そんな時は

外に出て煙草を吸ってみる


だからといってなにも起こらない

外灯の明りもいつもとおなじ


だから部屋に戻って窓を開け放って 煙草の匂いを逃がす

張りつめた冷たさが部屋の気を引きしめる


そして 押入れから布団を引っぱり出す

今日の時間はもう終わっているけど


まだ起きているかもしれないあなたへ

おやすみ


と言って

寝る


夢はまだ始まっていない・・・



Posted on 2012/11/28 Wed. 00:48 [edit]

category: ひとりごと

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28

見つめる眼差し 


ふと佇んで じっと見つめてしまう風景がある

それは山の斜面だったり 風にゆれる草であったり 塀の内側の陰だったりする


そのイメージは種子となってわたしの心に落ちる

もしくはそのイメージが昔の種子を刺激して いきなり芽をださせたりもする


そんな詩の生まれる瞬間のために

時が変容させる物の瞬間を見つめる 


見つめる眼差しは常に 孤独のなかにある



Posted on 2012/11/27 Tue. 17:03 [edit]

category: 詩的つぶやき

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だれもわたしを 


だれもわたしを追いかけることはできないし

だれもわたしを後ろに従えることはできない


わたしは

気ままに走り 気ままに休み 気ままに歩き 気ままに踊り 気ままに歌う

気ままな心の衝動に逆らうことなく

わたしは

・・・生きていたい


現実が ときに貧乏なわたしに競争を強いても

窮屈な服でわたしを矯正しようとしても


詩が生きる糧にはならないことは知っていても



Posted on 2012/11/27 Tue. 15:23 [edit]

category: 詩的つぶやき

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27

ステンドグラス 


柿の葉に日が当たって まるでステンドグラスのようだ

作業の手を休めてずっと眺める


わたしの心の中に湧き起ってくるさまざまな感情

それらは混じりあって大きなざわめきになって

あらぬものを目のまえに映しだす

それがいつも美しいものとは限らないが・・・


うしろの青い空はずっと晴れたまま陰る気配を見せず わたしをじっと見つめている

わたしも見つめ返す しばらく時間を忘れて 


薄っぺらい自分が 少しぽっこり膨らんだような気がした

気がつけば 心は平静になっていた



Posted on 2012/11/27 Tue. 14:59 [edit]

category: 詩的つぶやき

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正午のメロディ 


はるか遠くでメロディが鳴る 正午のしらせ

洗濯物が日に晒されて乾いてゆくさまをじっと見つめている


なに気ない日常のなかで

心に生まれるなにかを詩にできればいい


わたしはいま何処にいるのか

それが分からなくなるくらい透明になれたらいい


存在を忘れて 視覚も失って

洗濯物から昇ってゆく水の気配を感じたい


聴覚も失って

風の音をせせらぎに変えられたらいい


すべてを失ったあと

生まれたての自分を見つけられたらいい



Posted on 2012/11/27 Tue. 12:17 [edit]

category: 詩的つぶやき

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泣いているわたし 


泣いている

なぜ泣いているのかは分からない

なぜ心が痛いのかは分からない

涙は出ていないのに

なぜ泣いていると思ったのか分からない


心はときに真っ白で ときに真っ暗で

ときに狭く ときに無限で

ときにせせらぎ ときに波のおと


慰めのイメージをもとめてドアを開ける


朱く染まった山の斜面で収穫がはじまっている

何の果実かは遠くて分からない

でも確かにひとつひとつの実は摘まれて

籠は重たくなってゆく


捉えどころのない心がもとめたイメージは

あたりまえに繰り返す季節と人の時間のなかで

積み重なっては消えてゆく刹那の哀しさだった



Posted on 2012/11/27 Tue. 10:26 [edit]

category: 詩的つぶやき

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朝のつぶやき 


今朝はかなり寒い 冷気がピンと張っている

いつものようにコーヒーを飲みながら煙草を吸う

まだ空は薄曇りだが 徐々に晴れてゆくだろう


日差しを待ち焦がれながら熟れてゆく果実のように

風に吹かれてゆらゆらと揺れて



Posted on 2012/11/27 Tue. 07:53 [edit]

category: ひとりごと

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昔の詩と今の詩と 


20代に書いた詩を読みかえしてみる

小難しい 背伸びした だれが読んでも共感することのない ひとりよがりの詩


そういえば飲み屋のお姉ちゃんに詩をプレゼントしたら ひとこと

「意味がわからない」

と一蹴されてしまったことを思いだす


おふくろに見せたら

「うーん」

と顔をしかめたまま言葉を詰まらせてしまった


でも・・・あの頃の俺が今の俺の詩を見たら 何と言うだろうか


恐らく・・・落胆するに違いない

読者を意識して読みやすいように リズムよりも字数を意識してスペースを入れたり 安易に改行したり

本当に使いたい漢字を常用漢字にすり替えたり


あの頃は読者の「共感」などまるで頭になかった

何よりも自分が納得できる詩が書きたかった 


それが詩を書く姿勢としてまったく正しいとは思わない

孤高に沈む詩に価値はない 詩はだれかに読まれてはじめて詩になる

この気持ちはかつても持っていた ただあの頃は若かったから・・・


でもあの頃苦しんで挫折した あの想いでをまったく捨てて書くことはできない

だから小難しい 背伸びした だれも共感できない でもあの頃の俺なら共感してもらえるであろう詩を 

時どき書くことにした


安易な言葉に妥協する自分への戒めとして

あの頃の俺に敬意を表して



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Posted on 2012/11/26 Mon. 22:04 [edit]

category: ひとりごと

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夜の部屋 


空が暗くなった 

カーテンを閉めて 灯りがともる部屋にこもる

ボロい宿だから 外の音は聞こえてくる

でも目は パソコン テレビ 本棚 それらつまらない静物を眺めるだけ

だから目を閉じて横になる・・・

しばらくすると イメージが形となって 重なって回転しはじめる

甘いもの辛辣なもの淫靡なもの

すべてのイメージが溶け合って


あなたの顔になる

詩の予感がする



Posted on 2012/11/26 Mon. 17:32 [edit]

category: 詩的つぶやき

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古くて小さくてみすぼらしい その箱のなかで

コーヒーがある 食事がある 排泄がある 自慰がある 性交がある 歌がある 涙がある

--- 秘密がある


この小さな箱のなかで 秘密裏に行われるすべての所作を

わたしと壁だけが知っている



Posted on 2012/11/26 Mon. 14:06 [edit]

category: 詩的つぶやき

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嵐の予感 


灰色の空 視界を横切る電線 二羽のカラスが飛んでゆく

雨まじりの強い風 その木々をゆさぶるざわめきは わたしの心にも響いてくる

部屋に滞るよこしまな気

ふるえる指先が いい知れぬ文字を打とうとする

夢から覚めない目が光を捕えられないでいる

耳はときに敏感に ときに放心している

舌先にだれかの指がふれた



Posted on 2012/11/26 Mon. 13:10 [edit]

category: 詩的つぶやき

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回線の夢 


闇で覆われた顔が語りかける 鉛のような声で

その声は繊細な管をとおって

夜の部屋に侵入する


四隅の陰に ねずみの痕跡をさがす

ゆるんだ気をひき締める

カーテンを開ける 窓を内側から叩いて 月に合図をする

煙のないタバコを吸う


それから・・・


台所に下りて 猫の足跡をのこす

食卓のしたの陰に 秘密をうち明ける

テーブルクロスを弛ませる

流し台の下に 指でサインをなぞる


そして・・・


閉め切った窓の隙間から出てゆく



Posted on 2012/11/26 Mon. 12:18 [edit]

category: 詩的つぶやき

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朝のつぶやき 


しっとりとしている朝 もうすぐ降るようだ

いつもようにコーヒーを飲みながら煙草を吸っている



昨夜の夢は 成層圏をぬけて

永遠の静寂にぽっかりと浮かんだ

惑星になろうとしている

だれもいない 月のひかりも届かない

ちいさな星に



Posted on 2012/11/26 Mon. 08:48 [edit]

category: ひとりごと

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