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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

わたしのポエジーの源泉 



実家から3冊の本が届いた


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吉岡実 特装版現代詩読本

田村隆一 現代詩読本

谷川俊太郎 世間知ラズ



旅に本は持っていけないから、旅に出てからはずっと読めずにいたのだが、やはりどうしても読みたいので実家から送ってもらった

宇和島にいたころからこの3冊はいつもわたしの傍らにあった

数多くの詩集を読んできたが、何度も読み返すのはこの3冊だけ、わたしにはこの3冊だけで十分なのだ



吉岡実の詩は、画集を見るような気持ちで読む

彼ほど画家的な詩人はいないと思う

彼のことばはときに鮮やかに、ときに鋭い彫刻のように読者を圧倒する

深淵に突然あらわれた光線に

 床の塵の類はざわざわしはじめる

のである


田村隆一の詩はそれとは逆にモノトーンである

荒涼とした地にかれのことばが神託のように響く

 鳥の目は邪悪そのもの / 彼は観察し批評しない

彼は言葉のない世界で

からからに乾いた言葉を甦らせる

荒地の詩人です


谷川俊太郎は多くの詩集を出しているが、この「世間知ラズ」が一番好きです

彼のことばがわたしの日常に語りかける

彼の日常にわたしが語りかける

彼はでも冷めた口調でこう返すのです

 詩は言葉を超えることはできない / 言葉を超えることのできるのは人間だけ

彼はやはり宇宙人だと思います

これほど人間に遠くて近い詩人はいない


不思議なことに、この本が郵便受けに届いた今日に、なぜか詩が書きたくなって2作も書いてしまった

まだ封を開ける前です

でもなにも不思議がることはないんです

ことばが突然あわられる如くに

この3冊が届いただけのことですから




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Posted on 2017/01/20 Fri. 22:15 [edit]

category: ひとりごと

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20

詩から遠ざかったふりして 


 四人の僧侶

 固い胸当のとりでを出る

 生涯収穫がないので

 世界より一段高い所で

 首をつり共に嗤う

 されば

 四人の骨は冬の木の太さのまま

 縄のきれる時代まで死んでいる


吉岡実のこの「僧侶」のフレーズを時おりくちずさむ

詩が書けないのではなくて

詩が書けないふりをして

日々の時間を歩いている


忙しい と背中がくちずさむ

わたしの骨が冬の木の太さのまま寝転がって

わたしの肉を嗤っている


かつて書いた詩のフレーズは

ダリの絵の地平のようだ

「イナゴだった10歳のときの私」のように

歩いている


昨日書かれた友の詩を読む

おそらく彼女もわたしと同じように

ダリの地平を眺めながら

きしむ骨の音を聞いている


現実が現実のまま

何度も死んで

生まれて

気がつけばいつもの公園のベンチに座っている


そんな風にわたしも彼女も

生きているいると信じていたい

束の間開かれたページの上で



Posted on 2016/02/17 Wed. 23:22 [edit]

category: ひとりごと

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旅に出ます 


今年ももうすぐ旅に出ます。もちろん自転車の旅です。

上信越高原を目指して走ります、細かいプランなどは考えておりません。
気ままに走るのが自転車旅の良い点だと思いますので。

わたしの仕事は夏場がシーズンオフになるのですが、仕事が暇になってくると、
忙しい時には考えなかったこと、忘れていたことなどが少しずつ頭のなかに浮んで
きて、それはやがて思考の大部分を占めるようになります。

これが自我と呼ばれているものでしょうか。

人間は常に悩みを持つように宿命付けられている生き物なのでしょうか。仕事の
悩みが消えればプライベートの悩み、それも消えれば忘れてしまったはずの思い出
したくない記憶が浮かび上がってくる。

でもそれは宿命ではなくて、自我の抵抗なのだと思います。自我は捨てられることを
嫌がって、必死で「わたし」にしがみついているのだと。

自我はわたしそのものではなくとも、わたしが作り上げたもの。わたしとともに今まで
生きてきたもの。良くも悪しくも、誰よりも長く付き合っている友達です。

ボードレール「悪の華」の冒頭の詩「読者へ」はボードレールの自我との対話、もしくは
自我の叫びなのかもしれない、と今ふと思いました。

そんな自我に執着するのではなく、友達として一定の距離を保ちながら仲良く付き合って
いけたら、わたしの人生も少しずつ楽しくなってゆくのではないか。

そんなわたしになりたくて旅をするのかもしれません。

いつまでも未成熟な人間のまま。

偽善の読者よ!わが同胞!兄弟よ!!




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Posted on 2015/06/25 Thu. 06:56 [edit]

category: ひとりごと

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25

花粉症のため詩作を休みます 


重度の花粉症のため思考ができず、しばらくは詩作はできないと思います。

また鼻が通るようになれば再開したいと思います。

しばらく花粉が終息するまで。



Posted on 2013/03/03 Sun. 12:29 [edit]

category: ひとりごと

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03

昼食後のつぶやき 


灰色がかった淡い色の空

雨の予感はない

晴れの予感もない

風も吹いていない

時おり鳥の鳴声がする


大気が休んでいるから

わたしも休む

朝の仕事を終えて

珈琲を飲んでいる

昼食後



Posted on 2013/01/12 Sat. 12:35 [edit]

category: ひとりごと

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