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わたしの感情の歴史

心のページに刻まれた想いを綴ってゆきます

木々の間に開く窓 


木々の間に開く窓

窓は日々の嘆息のなかに

夜空を見上げる瞳のなかに

田舎道を走る自転車の後ろに

無数の声を拾いまた落としながら吹く風を

迎えいれる


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Posted on 2016/06/18 Sat. 17:31 [edit]

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ゆれる一片の草あり 


わたしのなかにゆれる一片の草あり

朝日が差す庭の片隅に ゆれる一片の草あり

昨日の雨の雫が落ちて水の溜まりができる

その水のなかに輝く光の粒粒


石の思い出

夕陽のいろ

茂る緑の回廊


わたしのなかに言い知れぬ風が吹く

留まった時はなにを刻むか

留まった視線はなにを映すか


わたしのなかに聞こえる一篇の歌

研ぎ澄まされた針の糸

石壁のつめたい感触


戻れない日の足音

雲の間に見える青空

日が差した木の創


わたしのなかにゆれる一片の草あり

畳の上に乾いて死んだ

今日の肉体






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Posted on 2015/06/15 Mon. 12:30 [edit]

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辺野古の海 

懐かしい島 子どもの頃に渡った島

遠くに見える大きな岩の塊

帰郷した島びとが確かめる故郷のしるし

浅瀬の水底に光が波打つ 悲しい記憶が真昼の夢をさまよっている

あの大きな二つの岩の塊 追憶の海に突きだした青春のしるしに

滑走路が伸びようとしている

もう渡れなくなるかもしれない

岩でもなく島でもなく思い出でもなくしるしでもなく

ただ海に張られた境界線の端となってしまう

そんな辺野古の海を見つめている島びと

閉じた瞼のなかの眼差し



Posted on 2013/07/28 Sun. 22:29 [edit]

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友と別れた日の旅路 

友と別れた日の夜にひとりで泊まった公園

いまは朝日が木々の葉を美しく照らしている

彼には彼の わたしにはわたしの生活があり

道は時々交差するも いつまでも一緒には歩いてはゆけない

楽しい日々は過ぎてゆく

それぞれの道はそれぞれの太陽に向かって伸びてゆく

彼の野放図な背中が消えてゆく

憎たらしいくらいに自由な彼の後姿が

わたしの悲しい夢の草原を

走ってゆく 振り返る微笑みもなく

ただ風のなかを野放図に

走ってゆく


Posted on 2013/07/21 Sun. 22:29 [edit]

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